地方都市を考えること自分の生活を考える事

by 五味 仁

中心街に関するセミナーで、知り合いの銀行員さんとばったり合う。
彼がイオンの近くで最近便利だと評判の郊外に家を買ったのを知っている。
仮に仕事だとして、中心街を諦めて、郊外に夢を持った若者が町の活気を創造する事に対してモチベーションはあるだろうかと考えてしまう。
話はつづいて

そのセミナーってのが 甲府市が主催した リノベーションスクール関係の講演だった。
青木純さん 練馬の青豆ハウスとか 実家のマンションを面白くなおしてる人
青木さんの説明はリンク先とかインタビュー記事など探してよんでもらえば良いとして
面白かった事をいくつか書きたい

【やさしい拡大】
プロジェクトごとに雇用を生んでいる。やること増えれば仕事する人が増えるのは当たり前だけど、
託児所作ったり ママが仕事できるシェアペースを作るとか。

【マンションの部屋の 捉え方を変える】
マンション一室を住民が安く使える、広めのキッチンとして貸し出す。住民同士で借りてパーティーして自分の部屋ではできな事を マンション全体のキッチンとして貸し出す。
住民が使わないときは一般の人に貸し出す 一部屋一か月ごとの賃貸で貸すより収益を増やしたりしている。

【育てる賃貸】
練馬の青豆ハウスは 新築の集合住宅。今年のグッドデザインも受賞。
オープン2か月前に予約満室。 お建前の時にイベントする。できるまでの物語をブログで発信(センスもいい)
オープン前に埋まる集合住宅ってまず無い。モデルルーム作るとか実際できてからの入居になる。
2人以上で借りるという条件付き物件 つまりパートナーか家族がいないと借りれない。
結果 カップルだった住民は結婚し子供まで増えてる。
実はあまり期待しないで 聞きに行ったんだけど。 ワクワク感とセンスが良く不覚にも感動してしまった。
近所のマンション経営して困ってる人に聞かせたかった。

この記事を書いた人 五味 仁

五味醤油六代目/発酵兄妹(兄)。東京農業大学にて醸造と経営を学び、卒業後、タイの醤油メーカーに就職。「味噌屋の息子だから味噌が作れるだろう」と安易な理由で大抜擢され、味噌製造と調味料(ソース/たれ)の開発を担当。3年間勤めたのち、五味醤油にカムバック。「手前みそ」を広めるために日々奮闘中!サウナが好き。