醒めない

by 五味 洋子

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主張なぎ食堂では、おいしいごはんと素敵な音楽に酔いしれました。とってもスペシャルな夜だったからまだ余韻に浸っていたいくらい。
東京での会社員時代、
立ち上げに関わった社員食堂で、はじめてのライブを企画してそのときにゲストで来てもらったのも、田辺玄くんと森ゆにちゃんだった。このときは当時の会社の先輩であったヒラクさんと一緒に企画したんだ!
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これが2010年の出来事。

当時はゆにちゃんもヒラクさんもわたしも東京にいて、まさか6年後このメンバーが山梨にみな移り住んで、ライブをすると、誰も思わなかったよなー。その間に「てまえみそのうた」をつくったり(2011年)、グッドデザイン賞とったり(2014年)、「こうじのうた」ができたり(2014年)、ゆるやかに色んなことがあったことを思い出してしまって、感慨深い。
山梨に帰ってきて、特に想うのは人とのつながり。
人口が少ないからか、アンテナが同じ人とはどこに行っても合うし、いつの間にか仲良くなっている。飲み屋に行っても顔見知りができて、気づいたら飲み友達になっていたり。山梨が大好きだーって思えるのは、そんな人たちがいるから。
先日出会った人は、「人と人をつなげる人になりたい」と言っていた。その人は様々なイベントを企画して、人をつなげることをしている。実はわたしも学生のころ全く同じことを思っていた。当時のバイト先がとても居心地がよくて、そんな空間をつくっている店主は人をつなげる天才だと思っていた。自分もそんな人になりたいなーと思ったが、自分には何も魅力がないから、まずは自分が人として魅力のある人になりたいと強く思ったんだった。なつかしいなー。
環境も経験値も価値観も変わってきたけど、根本にあるものは変わらないみたい。尊敬できる人たちがそばにいること、そんな人たちと仕事や遊びが全力でできている日々がうれしいな。周りに少しずつ年下も増えてきているし、何ができるかわからないけど、何かをわたしなりに全力で体現できる人になりたいな。だから日々を全力でたのしもう。
吸い玉をして体のなかの悪い血を抜いたら、珍しく前向きすぎるブログに自分もびっくり。
ゆにちゃんが山梨に来て、感動した星空を歌ったうた
「星のうた」

ひがしの空から アンドロメダの
ほほえみをたずさえ 夜は来る
どこから生まれて どこへ消えるの
またたくは さそりの赤い星
憂いを銀河の渦の中に
きみと夕餉をかこんで
また明日の話をしよう

この記事を書いた人 五味 洋子

発酵兄妹(妹)三兄妹の末っ子として生まれ、高校卒業まで甲府市で育つ。東京農業大学醸造科学科を卒業後、2009年ライフスタイル提案会社に就職。社員食堂の立ち上げや、新規事業部で商品企画を担当。2013年山梨へUターン。2014年五味醤油入社。六代目を務める兄仁と二人三脚で奮闘中。WEBマガジン〔大人すはだ〕コラム連載。YBSラジオ〔発酵兄妹のCOZYTALK〕出演中。