細かいニーズの先

by 五味 仁

アイキャッチの写真は
d47の紫蘇ジュースのワークショップの時
京都大原志ば久さんの紫蘇。

【1てん】
四井さん表紙のターンズ読んで。トリイ君の連載にセコリ荘がでていて。
少量多品目がこれからのながれ。人と同じものを着たくないと。
例えばSNSで100人ほしい人がいれば 生産するとか。
おもしろいこと言ってた ふむふむと思ったんだけど。
次のステップは
◎手作りだなと思った
おしゃれな人も グルメな人も
手作りだからって、中途半端なものはいらないと思うので。
結果、個人の手作りスキルが上がる世の中になるような気がする。
そっちの方がワクワクしませんか?(誰に聞いてるのだろう)
では、メーカの役割はどうするんだいとなるのけども
たぶん、手作りに流れるのは全員じゃないと思うし
そこで出てくるのが メーカーの意地 本気 クオリティーが試されると思う。
ちゃんとしたメーカーは残ると思うしね。

【2てん】
話は45度角度を変えて
もし世の中全員が手前みそ作ったら 味噌売れないですけどいいんですか?
小学生みたいな質問が結構されるけども。即答でラッパーのように
『そんなコトが起こったらうれしいじゃないですか 潔く糀屋だけになりますよ』
みんな手前みそつくったら いいじゃん面白くなりそうだなと本気思います。
友達がよくいう
『僕は〇〇するために 働いてるんじゃないんです。』
〇〇の中は 会社員 宿泊施設の運営 公務員 ネジ工場
町を元気にしたり、自分の暮らしを豊かにするために働いてるといいたいんです。
僕の場合は誰かの食卓お手伝いです。

【3てん】
タイヒバンで恒例の うまみ部
甘酸っぱいナイトでゲストでお酢の戸塚醸造の戸塚さんをゲストにお呼びした。
お酢もおいしいのだけども、人柄が何といっても素敵だ。
落語家のようなしゃべりに、司会の僕はあまり出る幕がなかった。
ひしおという 麹(大豆、米、麦)に醤油と水 味醂、酢を少量混ぜた 調味料を作るんだけど。
タイヒバンの料理担当 モモさんの創作意欲がすごい。レシピばんばん教えちゃうし。料理にたいして溢れる源泉をお持ちの様だ。
パクチーひしお ひしおソース(ひしお 酢 香辛料) 絶品だった。
1週間ぐらいでできるんだけど。つくるというよりはうまみを育てるイメージ。
手作り調味料が世の中に広がっていくと 料理が楽しくなるなー。

総括】
3点しばりは結構頭をつかうので 書いてて面白い
そうタイトルの答えはもちろん 育てる手作り

この記事を書いた人 五味 仁

五味醤油六代目/発酵兄妹(兄)。東京農業大学にて醸造と経営を学び、卒業後、タイの醤油メーカーに就職。「味噌屋の息子だから味噌が作れるだろう」と安易な理由で大抜擢され、味噌製造と調味料(ソース/たれ)の開発を担当。3年間勤めたのち、五味醤油にカムバック。「手前みそ」を広めるために日々奮闘中!サウナが好き。