【やまご新聞WEB】01

by 五味 洋子

2020年きっとこれからも忘れられないであろう年。
イベントは軒並み中止に、とても静かに過ごすことになってしまったこの時に、改めて自分たちのことを伝えるため“てまえみそ”な新聞【やまご新聞】をつくりました。店頭やオンランショップでは配布していますが、同じものをWEB版としてお楽しみいただければと思います。

「五味醤油」という名前の「みそ屋」

こんにちは。この度8月5日(ハッコーの日)に合わせて、「やまご新聞」を発行(ハッコー)することになりました。

この新聞を通して五味醤油の日常や、みそや発酵の話をお届けできればと思います。記念すべき? 創刊号なので改めて会社の紹介をしようと思います。タイトルの通り、ややこしい会社ですみません。 創業は明治元年今から152年前。現在まで六代に渡り醸造業を営んできました。 空襲で全焼した後もゼロから立て直し、今に至ります。しかし、 時代の流れとともに大量生産、そして物流の流れが変わり、35年前醤油の製造を止め、 味噌1本で商いをしていくことになりました。醤油を止めたにも関わらず、社名はそのまま。 今でも醤油を求めに来てくれる方もいるので、 自信を持ってお勧めできる他社の醤油を仕入れ、販売もしています。
今は味噌以外に、原料の「こうじ」の製造販売もしています。「こうじ」は味噌以外にも塩こうじや、甘酒の材料になるため、「こうじ」を販売することで、手作り発酵調味料作りのお手伝いをしています。

冬は「こうじ屋」

そして、味噌仕込みシーズンの冬になると世の中の人が味噌を仕込むために、「こうじ」を販売、更に自社で「てまえみそ教室」を行い手作りみそ作りのお手伝いをしています。「みそ屋がみそ作りを教える?」 と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、その時は 「こうじ屋」 として手作りみその普及に全力で取り組んでいます。

「てまえみそ」と言う言葉は「自分の家の味噌が一番おいしい」と自家製みそを自慢していたことが由来になっています。自分で食べるものを手作りし、美味しく食べるという文化に感化され、「みそ屋」でありながら、伝統的な「てまえみその文化」を残すべく「こうじ屋」としても現在奮闘しています。

この記事を書いた人 五味 洋子

発酵兄妹(妹)三兄妹の末っ子として生まれ、高校卒業まで甲府市で育つ。東京農業大学醸造科学科を卒業後、2009年ライフスタイル提案会社に就職。社員食堂の立ち上げや、新規事業部で商品企画を担当。2013年山梨へUターン。2014年五味醤油入社。六代目を務める兄仁と二人三脚で奮闘中。WEBマガジン〔大人すはだ〕コラム連載。YBSラジオ〔発酵兄妹のCOZYTALK〕出演中。