今季の手前みそ教室について

by 五味 洋子

「てまえみそ教室」の参加告知と受付は11月4日から行います。

2020年1月頃から新型ウィルスの世界的蔓延のニュースが耳に入り、2月になると世の中からマスクが消え、3月に急遽学校の一斉休校、そして4月の緊急事態宣言。初めてのことだらけで、渦中にいるはずなのに、まるで映画を見ているかのような、そんな忘れられない2020年上半期でした。夏になれば、、秋になれば、、と思っていましたが、目に見えないウィルスの脅威は変わることなく今も隣り合わせにある状況です。

そんな状況下ですが、寒くなると皆さん恒例の行事となってきた「手前みそ(自家製みそ)」づくりのことが気になっている様子で、連日「今年も教室やりますか?」とお問い合わせをいただきました。皆さんの冬の手仕事に定着してきていること大変嬉しく思います。

もちろん!今年もKANENTEでの「手前みそ教室」を行います。

ただ例年通りにいかない点がいくつかありますので、ご確認の上お申し込みのほどお願いいたします。

1:参加人数を減らします。

これまで1回15組(人数にすると20~30人程)で行ってきましたが、【8組】に減らします。
家族や友人、はたまた知らない人同士で肩を寄せ合いわいわいと仕込むスタイルでしたが、今年は参加者さん毎にスペースを開け、所謂「密」というのにならないよう対策を行います。

2:材料お持ち帰り始めます。

緊急事態宣言後の手前みそ教室は、実は全て持ち帰りスタイルにて行っていました。
教室と同じ材料をそのまま持ち帰っていただき家で仕込むをするものです。大豆は煮て、潰してあるので、特別な道具も必要ありません。みその材料を混ぜるボウル(大)だけご用意お願いします。

所要時間は1時間あれば大丈夫です。

✔︎人が集まる場所に行くことに抵抗がある方
✔︎お仕事や家庭の事情で人と集まれない方
✔︎家で大豆を煮るのが大変という方

上記に当てはまる方はどうぞご活用ください。
家で安心して仕込みを行っていただけるように、ただいま動画も作成中です。

お持ち帰りは教室の開催日の10時〜14時の間に【五味醤油店舗】にて引き渡しを行います。
その際に仕込みの手順なども併せてお伝えさせていただきます。

ご注意いただきたいことが1つ!
煮大豆は生ものなので、必ず材料を受け取った日に仕込みを行ってください。

3:感染症予防対策ご協力のお願い

【取り組みについて】
・スタッフの体調管理の徹底
・テーブルや道具など、お客様が触れる箇所の消毒強化
・参加者さん同士の距離をとるため、座席数を減らし、ソーシャルディスタンスの確保
・常時窓を開け換気

【ご協力のお願い】
・窓を開けて換気しながら仕込みを行います。暖かく動きやすい服装でお越しください。
・当日37.5度以上の発熱や風邪のような症状がみられる方。息苦しさや倦怠感、咳、味覚に強い違和感がみられる方。またその症状が同居家族にいらっしゃる場合はご無理なさらずに、材料を引き取り、仕込み方動画を見ながらご自宅で仕込みをお願いします。
・マスク着用での入室をお願いいたします。
・入室時には手指の消毒をお願いいたします。

今年もおいしい手前みそを作りましょう

お願いばかりになってしまい申し訳ございません。
誰も経験したことがない初めてのことなので、、、不安もありますが、楽しく皆さんの手前みそづくりのお手伝いができればと思います。

これまで参加していただいたことがある皆さんならお分かりでしょうが、みんなでわいわい楽しくがKANENTEの売りでした。今年はちょっぴり我慢の年ということで皆さんにも協力していただきながら安心してみそ仕込みを行えるようにしていきたいと思います。

また、これからの状況によっては色々と変わることもあるかと思いますが、ご協力とご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人 五味 洋子

発酵兄妹(妹)三兄妹の末っ子として生まれ、高校卒業まで甲府市で育つ。東京農業大学醸造科学科を卒業後、2009年ライフスタイル提案会社に就職。社員食堂の立ち上げや、新規事業部で商品企画を担当。2013年山梨へUターン。2014年五味醤油入社。六代目を務める兄仁と二人三脚で奮闘中。WEBマガジン〔大人すはだ〕コラム連載。YBSラジオ〔発酵兄妹のCOZYTALK〕出演中。