麦こうじ活用方(醤油こうじ編)

by 五味 洋子

大麦こうじのぷちぷちの食感がおいしい「醤油麦こうじ」の作り方の紹介です。
「米こうじ」でも作れますが、「麦こうじ」でつくるのもおすすめです。

醤油麦こうじのつくり方

【用意する材料】

麦こうじ  200g
ぬるま湯  100cc
醤油    200〜250cc

【用意するもの】
容量600ml以上の保存容器(タッパーなどの蓋があるもの)
※まぜる作業があるので、瓶など口が狭い容器はおすすめしません。
※醤油を保管するので、さびないもの(プラスチック、ホーロー、陶器、ガラスなど)

所要時間は20分~25分くらいです。(って言ってもほぼ待ち時間、実質5分)

保存容器に、麦こうじ(200g)、ぬるま湯(水)100mlを入れてよくかき混ぜ、15-20分置く。こうじが水を吸って、プクっとしたら醤油(250mL)注ぎ、混ぜ合わせる。

醤油麦こうじになるまで

【保管の仕方】
直射日光の当たらない室温(常温)にて保管、1日1回スプーンでかき混ぜる。

【出来上がりの目安】
約1週間(蓋はしっかり閉めずに軽く乗せる程度)
麦こうじが柔らかくなったらできあがり。出来上がったら冷蔵庫にて保管。

仕込み2日目以降、水や醤油を吸って、表面が乾いてしまったら、醤油こうじだったら、醤油を「ひたひた」になるように足してください。(足すのは多くても全体でプラス50ml程度まで)
「ひたひた」の目安はこうじ全体がちょうど水面に隠れる程度です。

醤油麦こうじの楽しみ方

ズバリ「醤油」のように使って、お楽しみください。
生のまま食べるのがおすすです。ぷちぷちとした食感も合わせて頼んでもたいたいので、ミキサーにはかけずにそのままご利用ください。

まずは、生で冷奴の醤油の代わりに、納豆のタレの代わりに、大根おろしにのせて食べてみてください。

「塩こうじ」同様こうじの酵素を活用して、こうじにお肉やお魚を漬け込むのもおすすめですが、こうじが焦げやすいので、要注意です。「麦こうじ」に生姜を合わせて豚肉につけておくとジュシーな生姜焼きになりますよ。

五味醤油で買えます

麦こうじ(1kg)

808円(税込)

五味醤油の製造する「甲州やまごみそ」は米と麦2種類のこうじを原料に用いるためため、米だけでなく麦こうじも製造しています。

この記事を書いた人 五味 洋子

発酵兄妹(妹)三兄妹の末っ子として生まれ、高校卒業まで甲府市で育つ。東京農業大学醸造科学科を卒業後、2009年ライフスタイル提案会社に就職。社員食堂の立ち上げや、新規事業部で商品企画を担当。2013年山梨へUターン。2014年五味醤油入社。六代目を務める兄仁と二人三脚で奮闘中。WEBマガジン〔大人すはだ〕コラム連載。YBSラジオ〔発酵兄妹のCOZYTALK〕出演中。

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